トランプ米大統領はタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)での米軍残留を決定(2019年2月1日)

NBC(2月1日付)は、ドナルド・トランプ米大統領が、シリア駐留米軍撤退問題に関して、完全撤退ではなく、ヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に部隊を残留させることを決定したと伝えた。

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ドナルド・トランプ米大統領は、上院が1月31日にシリアとアフガニスタンからの米軍の早期撤収に異議を唱える条文を中東関連の法案に盛り込むことで賛成多数で合意したことに関して、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/realdonaldtrump)を通じて、両国から部隊を撤退させる決意を改めて表明した。

トランプ大統領は「際限のない出費と死者を伴うシリアとアフガニスタンの惨状、「終わりなき戦争」を私は引き継いだ。私は大統領選で、これらの戦争は終わらねばならないと言った。我々は毎年50億ドルをアフガニスタンで費やし、彼らを攻撃したことで、和平について話ができるようになっている…」、「…18年を経て。私が現れるまで、シリアはダーイシュ(イスラーム国)で溢れていた。我々はもうすぐカリフ制国家を100%破壊するが、状況を注意して見守る。長い年月を経て、帰宅を始め、賢くカネを使う時が来た。一部の人々はもっと賢くならねばならない!」と綴った。

AFP, February 1, 2019、ANHA, February 1, 2019、AP, February 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2019、al-Hayat, February 2, 2019、MSNBC, February 1, 2019、Reuters, February 1, 2019、SANA, February 1, 2019、UPI, February 1, 2019などをもとに作成。

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