シリア外務在外居住者省は米国とトルコが北東部での「安全地帯」設置に向けて合同作戦センターを立ち上げることなどを合意したことを拒否、クルド人に共闘を呼びかける(2019年8月8日)

シリアの外務在外居住者省筋の公式筋は、米国とトルコがシリア北東部での「安全地帯」設置に向けて合同作戦センターを立ち上げることなどを合意したことを「断固として完全拒否する」と発表した。

同公式筋は、この合意が「シリアの主権および領土統一へのあからさまな敵対行為で、国際法の諸原則と国連憲章への明確は違反」としたうえで、「イスラエル占領政体の国益とトルコの拡張主義的野望に資する」と批判する一方、「クルド人はこうした敵対的な計画における道具にして口実」と主張、クルド人に対して軍とともにシリアの主権、平和、領土統一を防衛するよう呼びかけた。

SANA(8月8日付)が伝えた。

AFP, August 8, 2019、ANHA, August 8, 2019、AP, August 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 8, 2019、Reuters, August 8, 2019、SANA, August 8, 2019、SOHR, August 8, 2019、UPI, August 8, 2019などをもとに作成。

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