イドリブ県、アレッポ県北部でトルコによるシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)を支持するデモ(2019年10月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(10月11日付)などによると、シャーム解放機能が軍事・治安権限を握るマアッラト・ヌウマーン市、カフルタハーリーム町、カフルルーマー村、ビンニシュ市、サルマダー市、カッリー町で、金曜日の集団礼拝後に、トルコによるシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)とシリア革命を支持するデモが行われ、数百人が参加した。

デモではまた、アサド政権打倒、逮捕者釈放も主唱された。

一方、ダーナー市では、シャーム解放機構が拘束したアブー・アブド・アシッダー氏の釈放を求めるデモが行われた。

アシッダー氏はシャーム解放機構内の腐敗を告発し、離反した幹部の1人で、アレッポ・ブロックを名乗る部隊とウマル・ブン・ハッターブ軍を名乗る部隊の司令官を務めていた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーブ・サラーム国境通行所、トルコ占領下のジンディールス町では、金曜日の集団礼拝後に、トルコによるシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)を支持するデモが行われ、数百人が参加し、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市一帯や北・東シリア自治局の拠点都市であるマンビジュ市にも作戦を活動するよう訴えられた。

デモではまた、アサド政権打倒も主唱された。

AFP, October 11, 2019、ANHA, October 11, 2019、AP, October 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2019、Reuters, October 11, 2019、SANA, October 11, 2019、SOHR, October 11, 2019、UPI, October 11, 2019などをもとに作成。

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