ロシア軍使節団がシリア政府とYPG主体のシリア民主軍を仲介するためカーミシュリー市を訪問(2019年10月11日)

ハサカ県では、スプートニク・ニュース(10月12日付)によると、ロシア軍使節団がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市を訪問した。

シリア政府が管理するカーミシュリー空港に到着した使節団は、トルコのシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)によって、北・東シリア自治局が支配地域を喪失するのを回避するため、同自治局の防衛を担う人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とシリア政府を仲介することを任務としているという。

また、この動きと並行して、シリア民主軍の使節団が首都ダマスカス入りした。

訪問はシリア政府高官との会談が目的だという。

AFP, October 12, 2019、ANHA, October 12, 2019、AP, October 12, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2019、Reuters, October 12, 2019、SANA, October 12, 2019、SOHR, October 12, 2019、UPI, October 12, 2019などをもとに作成。

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