シリア民主軍のアブディー総司令官「米国がシリア北東部へのトルコの侵攻を阻止しないのなら、ロシア、シリア政府と合意を交わす。米軍は出て行くべきだ」(2019年10月13日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー(マズルーム・コバネ)総司令官は12日のウィリアム・ロバーク元駐バーレーン米国大使との会談で、米国がシリア北東部へのトルコの侵攻(「平和の泉」作戦)継続を阻止しなければ、「ロシア、シリア政府と合意を交わし、トルコの攻撃を停止させ、シリア北東部の領空を掌握させることになる」と述べた。

アブディー総司令官はまた、トルコの攻撃を停止させ、停戦を仲介するよう求めるための書簡を米国務省に送ると付言し、「それができないのであればシリア北東部から撤退すべきだ」と強調した。

CNN(10月13日付)が伝えた。

AFP, October 13, 2019、ANHA, October 13, 2019、AP, October 13, 2019、CNN, October 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 13, 2019、Reuters, October 13, 2019、SANA, October 13, 2019、SOHR, October 13, 2019、UPI, October 13, 2019などをもとに作成。

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