マーク・エスパー米国防長官は、シリアに駐留している米軍部隊約1,000人を「可能な限り早急にシリア北東部から撤退させる用意がある」と述べた。
エスパー国防大臣は「トルコが(シリアの)南部および西部で計画していたのよりも広い範囲で、攻撃を拡大する可能性があること、そしてまたシリア民主軍がアサド政権、ロシアと北部でトルコ軍の攻撃に対抗する合意を結ぼうとしていることを数時間前に知った」としたうえで、「我が軍は進軍する二つの軍隊の狭間に置かれることになる。防衛しきれない状況だ。大統領と昨晩、話し、また安全保障チームと協議した結果、我々は北部からの米軍撤退を開始する命令を下した」と述べた。
BBC(10月13日付)などが伝えた。
AFP, October 13, 2019、ANHA, October 13, 2019、AP, October 13, 2019、BBC, October 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 13, 2019、Reuters, October 13, 2019、SANA, October 13, 2019、SOHR, October 13, 2019、UPI, October 13, 2019などをもとに作成。
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