シリア軍がイドリブ県ビンニシュ市などを爆撃、女性と子どもを含む19人が死亡、ホワイト・ヘルメットのセンターが利用不能に(2020年1月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がビンニシュ市内の市場を爆撃し、女性4人と子ども3人を含む住民7人が死亡した。

シリア軍戦闘機はまた、ナイラブ村とイドリブ市を爆撃、ナイラブ村では子ども2人を含む4人が、イドリブ市では子ども1人を含む8人が死亡した。

シリア軍はこのほかにも、戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市、マアッラトミスリーン市、サルミーン市、マアッルシューリーン村、タッル・マンス村、バービーラー村、ジャッラーダ村、バイニーン村、ハーン・スブル村、マアッルディブサ村、カフルバッティーフ村、ダーディーフ村を爆撃、ヘリコプターがカフルルーマー村、マアッラト・ヌウマーン市およびその一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月11日付)によると、このうちマアッラト・ヌウマーン市に対するヘリコプターの爆撃では、ホワイト・ヘルメットのセンターが狙われて利用不能となった。

一方、SANA(1月11日付)によると、シリア軍がハーン・スブル村、マアッラト・ヌウマーン市およびその一帯、マアッルシューリーン村、サラーキブ市およびその一帯、ダイル・シャルキー村、ダイル・ガルビー村、ムアスラーン村、イフスィム町、ハントゥーティーン村、マアッル・シャマーリーン村、カフルルーマー村にあるシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、SANA(1月11日付)によると、反体制武装集団がマンヤーン村の住宅街を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県6件、ラタキア県2件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を13件(イドリブ県7件、ラタキア県2件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認した。

AFP, January 11, 2020、ANHA, January 11, 2020、AP, January 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 11, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 11, 2020、Reuters, January 11, 2020、SANA, January 11, 2020、SOHR, January 11, 2020、UPI, January 11, 2020などをもとに作成。

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