スワイダー県で親政権民兵が反体制派のカラーマ軍の車を襲撃し、3人殺害(2020年4月23日)

英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから49日目となる4月23日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ファッティーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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スワイダー県では、スワイダー24(4月23日付)によると、マフラーン・ウバイド氏とナースィル・サアディー氏が率いるサルハド市の民兵(親政権)が同市で反体制武装集団のシャイフ・カラーマ軍団の車を攻撃し、乗っていた3人を殺害した。

AFP, April 23, 2020、ANHA, April 23, 2020、AP, April 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 23, 2020、Reuters, April 23, 2020、SANA, April 23, 2020、SOHR, April 23, 2020、Suwayda 24, April 23, 2020、UPI, April 23, 2020などをもとに作成。

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