人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは、マズルーム・アブディー総司令官がシリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)の司令官とともに、ダイル・ザウル県東部を視察したと発表した。
相次ぐアラブ系部族長らの暗殺に伴う現地の混乱への対応を視察し、地元の部族長や名士と意見交換するのが目的。
ANHA(8月19日付)が伝えた。
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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍の装甲車3輌が、シリア民主軍の車輌1台とともに、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市の東に位置するダイル・グスン村を訪問し、住民と面談した。
住民の信頼を醸成するのが訪問の目的。
一方、SANA(8月19日付)によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、シリア民主軍の兵士1人が何者かによって撃たれて、死亡した。
AFP, August 19, 2020、ANHA, August 19, 2020、AP, August 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 19, 2020、Reuters, August 19, 2020、SANA, August 19, 2020、SOHR, August 19, 2020、UPI, August 19, 2020などをもとに作成。
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