ハマー県ガーブ平原へのシリア軍の砲撃で住民5人負傷(2020年10月5日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから212日目を迎えた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のシャイフ・スィンドヤーン村とカルクール村を結ぶ街道一帯を砲撃し、住民5人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室もシリア政府支配地域に向けて砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下のあるザーウィヤ山地方を砲撃した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマムティナ村でシリア軍の軍事情報局と地元の武装集団が激しく交戦した。

戦闘は、軍事情報局が住民複数人を逮捕したことを受けたもの。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, October 5, 2020、ANHA, October 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 5, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 5, 2020、Reuters, October 5, 2020、SANA, October 5, 2020、SOHR, October 5, 2020などをもとに作成。

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