シリア・ロシア軍、パレスチナ人民兵クドス旅団、第5軍団がダイル・ザウル県南東部で2018年以降最大規模となるダーイシュ掃討作戦を開始(2020年11月22日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月22日付)やサダー・シャルキーヤ(11月22日付)によると、シリア軍はロシア軍の支援を受けて、県南東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)掃討軍事作戦を開始し、シリア駐留ロシア軍司令部がパレスチナ人民兵組織のクドス旅団や、政府と和解した反体制武装集団からなるシリア軍第5軍団に対して作戦に参加するよう通達した。

掃討作戦は2018年以降最大規模で、ティーム油田地帯とマヤーディーン市近郊から砂漠地帯に西進するかたちで実施され、クドス旅団と第5軍団の兵士約5,000人が参加、シリア・ロシア両軍が砲撃・航空支援を行うという。

AFP, November 22, 2020、ANHA, November 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2020、Reuters, November 22, 2020、Sada al-Sharqiya, November 22, 2020、SANA, November 22, 2020、SOHR, November 22, 2020などをもとに作成。

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