トルコ軍と国民軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県、ハサカ県、アレッポ県北部を砲撃(2020年12月1日)

ラッカ県では、ANHA(12月1日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、サイダー村、M4高速道路沿線を砲撃した。

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ハサカ県では、SANA(12月1日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(12月1日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のシャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、マンビジュ市東のヤーシリー村、バスラジャ村、ハムラーン村一帯で国民軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が激しく交戦した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、11月27日にトルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン郡シーラーワー町近郊のバースータ村で国民軍所属組織の拠点を攻撃し、戦闘員5人を殺害、車輌4輌を破壊したことを認めた。

ANHA(12月1日付)が伝えた。

AFP, December 1, 2020、ANHA, December 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2020、Reuters, December 1, 2020、SANA, December 1, 2020、SOHR, December 1, 2020などをもとに作成。

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