「決戦」作戦司令室はラタキア県とイドリブ県でシリア軍兵士3人殺害(2020年12月1日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから271日目を迎えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍兵士2人がトルクマン山地方で「決戦」作戦司令室の砲撃で死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍兵士1人がカフルナブル市近郊の灌木地帯で「決戦」作戦司令室によって殺害された。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ファッティーラ村、ハルーバ村、フライフィル村、バイニーン村、ルワイハ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にある県西部の第46中隊基地一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦した。

AFP, December 1, 2020、ANHA, December 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2020、Reuters, December 1, 2020、SANA, December 1, 2020、SOHR, December 1, 2020などをもとに作成。

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