レイバーン米国務省シリア問題担当特使「アサド体制が自らを承認してほしいのなら、米国が示した厳しい条件を満たさねばならない」(2020年12月29日)

ジョエル・レイバーン米国務省シリア問題担当特使はハダス(12月29日付)のインタビューに応じ、「米国には厳しい条件があり、アサド体制は、自らの政府を承認されたいのであれば、それらを満たさねばならない」と述べた。

レイバーン特使によると、この条件とは、米国がこれまでに示してきた難民帰還にふさわしい環境の確保、イランおよびその民兵との断交、近隣諸国への攻撃停止、国連安保理決議第2254号に沿った政治解決に加えて、戦争犯罪者の(国際法廷への)引き渡し、すべての化学兵器の引き渡しも含まれるという。

AFP, December 31, 2020、ANHA, December 31, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2020、al-Hadath, December 29, 2020、Reuters, December 31, 2020、SANA, December 31, 2020、SOHR, December 31, 2020などをもとに作成。

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