反体制系サイトは、アスマー大統領夫人が「樽爆弾」で脚に障害を負った優秀学生と面談したとこぞっと伝える(2021年1月11日)

オリエント・ニュース(1月11日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(1月11日付)など反体制系のインターネット・メディアは、アスマー・アフラス大統領夫人が障害を持つ優秀な学生たちと面談、そのなかに、「樽爆弾」での攻撃で脚に障害を負ったアンワール・アブドゥッラッザーク・アリーさんが含まれていたと伝え、その写真を公開した。

オリエント・ニュースがダルアー県の殉教者記録局から得た情報として伝えたところによると、アンワールさんは、ダルアー県西ガーリヤ村の出身で、2017年11月4日のシリア軍のヘリコプター複数機による「樽爆弾」での爆撃で重傷を負い、脚に障害を抱えることになったのだという。

この攻撃では、母親が死亡したという。

ダルアー市の地元筋によると、アスマー夫人がアンワールさんを人選したが、アンワールさんには当日、誰と会うかを知らされていなかったのだという。

AFP, January 11, 2021、ANHA, January 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 11, 2021,、Orient News, January 11, 2021、Reuters, January 11, 2021、SANA, January 11, 2021、SOHR, January 11, 2021などをもとに作成。

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