ロシア軍戦闘機がユーフラテス川西岸地域でダーイシュの拠点を爆撃、東岸のフール・キャンプではダーイシュと思われるグループが2人を殺害、米軍はイラクから兵站物資を搬入(2021年8月17日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第4区で、アレッポ県からの国内避難民(IDPs)の男女2人が、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われるグループによって銃で撃たれて死亡した。

一方、米主導の有志連合の車輌約30輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、マーリキーヤ市近郊に設置されている基地に向かった。

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シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県のシューラー村近郊の砂漠地帯、ラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を狙って30回以上の爆撃を実施した。

AFP, August 17, 2021、ANHA, August 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 17, 2021、Reuters, August 17, 2021、SANA, August 17, 2021、SOHR, August 17, 2021などをもとに作成。

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