シリア国民軍に所属する三つの武装集団がアズム統合司令室から離反(2021年8月23日)

シリア国民軍に所属する三つの武装集団が共同声明を出し、アズム統合司令室からの離反を表明した。

離反したのは、ハムザ師団、スルターン・スライマーン・シャー師団、北部の鷹旅団。

共同声明では、離反の理由に関して以下の通り表明している。

幾度もの会合で、司令室に所属する軍事組織の代表の仕組みを議論した末、我々は組織間の公正な代表を実現する明確な基準がないと考えるに至った。我々は明確な仕組みが作られるまで活動を中止することとした。

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アズム統合司令室は、7月15日にシャーム戦線とスルターン・ムラード師団が数週間にわたる集中協議の末に結成された組織。

麻薬密売業者や犯罪者の摘発を主要な目的とし、アレッポ県アアザーズ市一帯、アフリーン市一帯で指名手配者の逮捕を行うほか、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘に参加している。

AFP, August 23, 2021、ANHA, August 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2021、Reuters, August 23, 2021、SANA, August 23, 2021、SOHR, August 23, 2021などをもとに作成。

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