ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、10月26日に難民317人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは難民298人(うち女性90人、子供152人)、ヨルダンから帰国したのは19人(うち女性6人、子供10人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は716,859人となった。
内訳は、レバノンからの帰還者320,644人(うち女性96,362人、子ども163,246人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,215人(うち女性118,912人、子ども202,064人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
43カ国で難民登録したシリア人の数は6,810,701人。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は946,139人(うち女性283,932人、子供482,232人)となった。
**
一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。
2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は103,520人(うち女性40,224人、子供33,775人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,372,116人(うち女性422,783人、子供677,541人)。
Ministry of Defence of the Russian Federation, October 27, 2021をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.