米軍がダイル・ザウル県ブサイラ市で大規模空挺作戦を実施し4人を殺害する一方、ウマル油田近くで爆発発生(2021年12月13日)

ダイル・ザウル県では、SANA(12月13日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市およびその周辺地域で米軍が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともに大規模な空挺作戦を実施し、住居や農地に対して無差別に発砲し、住民3人を銃殺した。

殺害された3人は家族。

シリア人権監視団によると、殺害されたのは4人。

また住民多数が拘束されたという。

空挺作戦は、スワル町の刑務所から脱走した武器密輸業者、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーを拘束するのが目的。

空挺作戦実施後、シリア民主軍がブサイラ市に展開し、拡声器を通じて住民に対して外出を控えるよう警告したという。

同監視団にようと、外出禁止措置は、空挺作戦で殺害・拘束できなかった脱走者を追跡するためのものだという。

一方、シリア人権監視団によると、米軍が違法に基地を設置しているウマル油田一帯で、爆発が複数回にわたって発生した。

爆発の原因は不明だが、複数の活動家によると、爆発による煙があがるなか、米主導の有志連合の部隊が同地を巡回していたという。

これに関して、スプートニク・ニュース(12月13日付)は、迫撃砲弾複数発が基地に着弾したと伝えた。

複数の地元筋によると、爆発音が4回続けて聞こえ、その後煙が立ち上り、その後米軍の無人偵察機が同地上空で旋回を続けていたという。

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ハサカ県では、SANA(12月13日付)によると、米軍がハッラーブ・ジール村の基地に配備されている軍用車輌や戦車をルマイラーン町内に移動させた。

AFP, December 13, 2021、ANHA, December 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2021、Reuters, December 13, 2021、SANA, December 13, 2021、SOHR, December 13, 2021、Sputnik News, December 13, 2021などをもとに作成。

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