ラッカ県では、SANA(1月13日付)によると、1月12日にサブハ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが開始された。
これに関して、アイン・フラート(1月13日付)が地元消息筋の話として伝えたところによると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川東岸と政府の支配下にある東岸(サフナ町一帯)を結ぶ水上通行所とウカイラシー村に設置されている通行所を閉鎖した。
閉鎖措置は1月15日まで続けられる予定で、シリア政府がサフバ町に設置した和解センターで開始された大規模社会復帰手続きがを阻止するのが目的。
女性、子供、50歳以上の男性の往来は免除される。
一方、トルコのガジアンテップ市で活動するシリア部族評議会の報道官を務めるマダッル・ハマード・アスアド氏はアラビー21(1月13日付)の取材に対して、「ラッカ県の構造は完全に部族的なもので、部族の子息の大多数は体制に反体制している」としたうえで、シリア政府が行う和解プロセス(社会復帰手続き)を「ロシア・イランの後押し」によるものだと批判、「和解劇場は信用できない」と拒否する意向を示した。
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また、ダイル・ザウル県では、SANA(1月13日付)によると、1月4日にシュマイティーヤ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。
AFP, January 13, 2022、ANHA, January 13, 2022、‘Arabi 21, January 13, 2022、‘Ayn al-Furat, January 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2022、Reuters, January 13, 2022、SANA, January 13, 2022、SOHR, January 13, 2022などをもとに作成。
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