トルコが占領するシリア北部で活動を続けるシリア国民軍(俗称TFSA:Turkish-backed Free Syrian Army)は声明を出し、ウクライナに「義勇兵」(傭兵)を覇権する意思はないと表明した。
声明の内容は以下の通り。
我々はロシアの侵略に立ち向かい、自らの土地を防衛しようとするウクライナ国民に寄り添っている。彼らが被っている戦争犯罪、違法な戦争への試みを前に、彼らへの同情を隠し立てしない。
だが、我々シリア国民軍は、戦争に参加するために部隊を派遣することを否定する。我々は国際社会に自らの責任を果たし、侵略を食い止め、ウクライナ国民を支えるよう呼び掛けたい。
一部の「メディア」、「人権」機関は、シリア国民軍が「金銭を見返りに」戦争に参加するため部隊を派遣したとの無責任なレポートを出した。だが、それは正しくなく、シリア国民の自由と尊厳のために闘い、テロと専制に立ち向かう合法的な国民的権利を守っているシリア国民軍の名声を貶めようとするものだ。
AFP, March 25, 2022、ANHA, March 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2022、Reuters, March 25, 2022、SANA, March 25, 2022、SOHR, March 25, 2022などをもとに作成。
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