シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方などへの砲撃を続ける(2022年6月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯でシャーム解放機構のメンバー1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、バイニーン村、スフーフン村、ファッティーラ村、フライフィル村を砲撃した。

このほか、サラーキブ市一帯およびサルミーン市一帯では15日から続くシリア軍による砲撃での死者が4人となった。

4人のうち3人は、国民解放戦線を主導するシャーム軍団の戦闘員、1人はシャーム解放機構の戦闘員だという。

AFP, June 16, 2022、ANHA, June 16, 20222、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2022、Reuters, June 16, 2022、SANA, June 16, 2022、SOHR, June 16, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.