トルコ占領下のアレッポ県バーブ市で住民数十人がデモを行い、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプに身を寄せるIDPsに政府支配地域に脱出しないよう呼び掛ける(2022年8月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市で住民数十人がデモを行い、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプに身を寄せる国内避難民(IDPs)に対して、シリア政府支配地域に脱出しないよう呼び掛けた。

ルクバーン・キャンプ内での劣悪な生活環境を理由に、IDPsがヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出する事例が相次いでいるのを受けたもの。

デモ参加者は、「ルクバーン・キャンプを救え」、「共犯者になるな」、「ロシアとイランはルクバーン・キャンプで数万人以上を殺している」などといった紙を掲げ、キャンプの住民に支援物資を送るための人道回廊設置を訴えた。

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シリア人権監視団によると、ルクバーン・キャンプでは生後6ヵ月の乳児が、医薬品が不足するなか発熱により死亡した。

AFP, August 5, 2022、ANHA, August 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2022、Reuters, August 5, 2022、SANA, August 5, 2022、SOHR, August 5, 2022などをもとに作成。

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