シリアの特殊治安部隊がダルアー県タファス市でダーイシュ南部地区の有力指導者の1人を殺害(2022年8月15日)

ダルアー県では、SANA(8月15日付)によると、特殊治安部隊がタファス市でダーイシュ(イスラーム国)の南部地区の有力指導者の1人を殺害した。

殺害されたのは、マフムード・アフマド・ハッラーク容疑者(アブー・ウマル・ジャバービー)。

ハッラーク容疑者は、先日殺害されたアブー・サーリム・イラーキー容疑者とともに、複数のアラブ諸国の諜報機関と連携して、ヤルムーク川河畔地方でダーイシュの軍事部門や教練キャンプの責任者を務めていた人物。

一方、シリア人権監視団は複数の活動家の話として、ジャバーブ村出身の離反兵の男性がムザイリーブ町とアシュアリー丘を結ぶ街道で何者かによって銃で撃たれ殺害され、遺体で発見されたと発表した。

この男性は、シリア軍を離反後、ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍に所属し、ヤルムーク川河畔地方で活動していた。

 

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がマアッラトミスリーン市でシリア国民軍(国民解放戦線)に所属する武装集団のメンバー1人と民間人2人を逮捕した。

理由は不明。

AFP, August 15, 2022、ANHA, August 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 15, 2022、Reuters, August 15, 2022、SANA, August 15, 2022、SOHR, August 15, 2022などをもとに作成。

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