ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)のズィーバーン町で逮捕した10人を釈放した。
10人の釈放は、17日にウマル油田に設置されている米軍(有志連合)の基地(グリーン・ヴィレッジ)で行われたシリア民主軍の代表と地元の部族長・名士の会合を受けたもの。
会合では、シリア民主軍が8月15日から続けているズィーバーン町ラトゥーワ地区包囲への対応を協議され、地元の部族長・名士の要請に従い、解囲が合意された。
ズィーバーン町の包囲は、ラトゥーワ地区の水上通行所近くで密輸業者とシリア民主軍の部隊が交戦し、シリア民主軍兵士1人を含む3人が負傷したことに端を発しており、内務治安部隊(アサーイシュ)は10人を逮捕していた。
一方、ダイル・ザウル民政評議会の支配下にあるシャンナーン村では、シリア民主軍の活動や生活苦に抗議してデモを行った。
AFP, August 19, 2022、ANHA, August 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 19, 2022、Reuters, August 19, 2022、SANA, August 19, 2022、SOHR, August 19, 2022などをもとに作成。
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