シリア軍がアレッポ県西部のカフル・アンマ村一帯を砲撃し、「決戦」作戦司令室の戦闘員1人が死亡(2022年10月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県西部のカフル・アンマ村一帯を砲撃し、「決戦」作戦司令室の戦闘員1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、前日に第46中隊基地一帯で「決戦」作戦司令室に狙撃され、重傷を負っていたシリア軍兵士1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、SANA(10月8日付)によると、イドリブ県のサルマーニーヤ村で活動する「テロ組織」がシリア政府の支配下にあるバラカ村を砲撃し、住民の財産、公共施設、農地などが被害を受けた。

シリア人権監視団によると、これに対してシリア軍もサルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村近郊の街道で、軍事情報局のパトロール車輌が正体不明の武装集団の機銃掃射を受け、兵士1人が死亡、士官(少尉)1人と女性1人が負傷した。

AFP, October 8, 2022、ANHA, October 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2022、Reuters, October 8, 2022、SANA, October 8, 2022、SOHR, October 8, 2022などをもとに作成。

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