AFPの記者がハサカ県カフターニーヤ市近郊でロシア軍兵士と米軍兵士が握手を交わし、親睦を交わす様子を撮影した写真複数枚を公開(2022年10月8日)

AFPのダリール・スライマーン記者は、自身のツイッターのアカウント(https://twitter.com/Delilsouleman)で、シリア北部のハサカ県カフターニーヤ市近郊でロシア軍兵士と米軍兵士が握手を交わし、親睦を交わしている様子を撮影した写真複数枚を公開した。

米軍(有志連合)は、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を行うとして北・東シリア自治局の支配地各所に違法に基地を設置し、部隊を駐留させている。

一方、ロシア軍は、2019年10月のトルコとの停戦合意に従い、国境地帯に部隊を展開させている。



ドゥラル・シャーミーヤ(10月9日付)によると、この写真に対して、シリアの活動家らは、「ワシントンとモスクワはシリアで合意済みだ、シリア国民が唯一の敗者だ」、「ロシアと米国の意見の相違がどれほど深いものでも、シリア国民をないがしろにした両国の相互理解と国益追求には影響はない」などと怒りの声を上げている。

AFP, October 9, 2022、ANHA, October 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2022、Reuters, October 9, 2022、SANA, October 9, 2022、SOHR, October 9, 2022などをもとに作成。

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