シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県で交戦(2022年10月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマジュダリヤー村、マアーッラト・ナアサーン村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまたカンダ村でオリーブの収穫を行っている女性らに向けて発砲、女性1人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍兵士2人(うち士官1人)が負傷した。

また、シリア軍と「決戦」作戦司令室は、県西部のカフルタアール村、カフル・アンマ村、タディール村で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・シハーブ町でシリア軍第4師団の傘下で活動する民兵のメンバー2人(兄弟)が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 23, 2022、ANHA, October 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2022、Reuters, October 23, 2022、SANA, October 23, 2022、SOHR, October 23, 2022などをもとに作成。

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