トルコ軍がハサカ県カーミシュリー市にあるシリア民主軍の施設をドローンで攻撃(2022年10月24日)

ハサカ県では、ANHA(10月24日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のマイサルーン地区にある殉教者ダリール・サールーハーン廟近くを無人航空機(ドローン)で攻撃し、複数人が負傷した。

シリア人権監視団によると、攻撃は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の軍事拠点(憲兵隊の拠点、あるいは「軍事工業機構」の施設)を狙ったもので、4人が死傷した。

トルコ軍によるシリア領内への爆撃は今年になって62回目だという。

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アレッポ県では、ANHA(10月24日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市を砲撃した。

トルコ軍はまた、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のハルバサーン村、クーラーン村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域のニスリーヤ村でトルコ軍憲兵隊が、トルコ領内に密入国しようとした男性1人を射殺した。

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ラッカ県では、ANHA(10月24日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、M4高速道路沿線、サイダー村などを砲撃した。

AFP, October 24, 2022、ANHA, October 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 24, 2022、Reuters, October 24, 2022、SANA, October 24, 2022、SOHR, October 24, 2022などをもとに作成。

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