「ラッカ殉教者への報復」作戦を続けるシリア民主軍は、ダーイシュ・ラッカ州のワーリーら68人を逮捕(2023年1月26日)

ラッカ県では、前日に「ラッカ殉教者への報復」作戦を開始した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、ラッカ市内の住宅地や周辺農村地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの大規模摘発を行い、ラッカ州のワーリー(執政官、統治者)を含む68人を逮捕した。

シリア民主軍広報センターの発表によると、このワーリーの名前はアターッラー・マイサーン。

ダーイシュの組織運営と「ハーリド・ブン・ワリード大隊」と呼ばれるグループの活動を指揮することを任じられ、昨年12月26日のラッカ市ダルイーヤ地区でのアサーイシュ本部の襲撃を首謀したとされる人物で、聴取に対してテロ活動への関与を認めた。

AFP, January 26, 2023、ANHA, January 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2023、Reuters, January 26, 2023、SANA, January 26, 2023、SOHR, January 26, 2023などをもとに作成。

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