イランとイスラエルの緊張激化を受け、米軍(有志連合)は、イランからのミサイルや無人航空機による攻撃に備えて、シリア領内の部隊の再配置と防御態勢の強化を実施(2025年6月21日)

シリア人権監視団によると、イランとイスラエルの緊張激化を受け、ハサカ県各所に基地を設置し、部隊を駐留させている米軍(有志連合)は、イランからのミサイルや無人航空機による攻撃に備えて、部隊の再配置と防御態勢の強化を実施した。

具体的には、装甲車輌や兵站車輌のより防御力の高い拠点への移動、防空システムの警戒レベルを引き上げ、航空偵の強化など。

また、米国の輸送機1機がハッラーブ・ジール村の飛行場に設置されている基地に、最新のレーダー・システム、対空防衛装備を輸送した。

**

シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル県では、シャアファ村で、米主導有志連合軍のヘリコプター2機が低空飛行している様子が確認された。

(C)青山弘之 All rights reserved.