SANAによると、人民議会選挙高等委員会は決定第1号を発出し、法務委員会の委員を任命した。
法務委員会は、高等委員会の直接監督のもとで活動し、法的助言の提供、法的な提案の作成、選挙プロセスに関連する法的手続の適正な運用の監督を担う。
委員とその専攻は以下の通り:
- ターリク・クルディー(憲法法専攻)
- ターリク・ナッハース(行政法専攻)
- サミーラ・ワッタール(私法専攻)
- アフマド・カンヌート(国際法専攻)
- アブドゥッラー・アジャミー氏(国際法・人道法専攻)
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イナブ・バラディーによると、人民議会選挙高等委員会は首都ダマスカスのオペラ・ハウスで意見交換会を実施し、選挙人団メンバーおよび人民議会議員の要件を提示した。
提示された要件は以下の通り:
- 2011年3月以前にシリア国籍を保有していること(重国籍でも可)
- 政治犯や治安関連以外の重罪で有罪判決を受けていないこと
- 法的に完全な能力を有すること(精神的に健全で財産に制限がない等)
- 不名誉な軽犯罪で有罪となっていないこと
- 軍や治安部隊に所属していないこと
- 25歳以上であること
- 立候補する選挙区に登録されていること
- 有資格者の場合、大学の学位を有すること
- 名士・有識者の場合、高卒以上または公共活動に10年以上従事していること(読み書き必須)
中央または地方の選挙委員会のメンバーではないこと - 閣僚、次官、代理ではないこと
- 素行が良好であること
また、バドル・ジャームース委員によると、人民議会議員100人のうち少なくとも20%を女性に、2%戦争を負傷者に割り当てられるという。
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