シリアの政治活動家、有識者らがシリア救国戦線を結成し、反体制派の統一と民意の回復を主唱(2025年7月24日)

シリア人権監視団ダルアーの囚人などによると、シリアの政治活動家、有識者らが、シリア救国戦線の結成を発表した。

同戦線は、現状をシリア史における「分岐点かつ決定的瞬間」と強調、反体制派の統一と民意の回復を主唱した。

マンスール・アブドゥッラーがXに転載した発足声明では、暫定憲法宣言の修正と3ヵ月以内に新たな国民会議の開催を現下の要求だとしたうえで、アフマド・シャルア移行期政権に対して今後以下の措置を講じるよう求めている。

1. スワイダー県における完全かつ恒久的な停戦の実施、医療・救援物資の迅速な直接搬入(市街地・村落・部族地域含む)、人的・物的損失への具体的な補償措置の即時実施。
2. 民間・人権・アラブ・国際機関の監督のもとで、すべての当事者による攻撃と違反行為の再発防止の保証。
3. あらゆる住民の強制移住の即時停止、シリア国内におけるいかなる人口構成の強制変更の非難、すべてのシリア人が自らの土地と家に戻る権利の承認。武力による事実変更はすべて違法かつ非難されるべきであり、法律によって処罰されるべきである。
4. 国家枠組み外のすべての武器を非合法と見なし、すべての軍事勢力は新たなシリア国家に武器を引き渡す義務を負うことを明確に宣言。この武装解除プロセスは、速やかに開催される全国包括会議のもとで時期と手続きが定められる。
5. 独立・中立的な調査委員会の設立。これは、人権団体およびその独立性と信頼性が認められたシリア市民社会組織からの代表者、人権専門家、監視員で構成される。
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