シリア民主軍はバッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使に対してスワイダー県での殺戮に介入するよう要請(2025年7月24日)

シリア民主軍の広報責任者ファルハード・シャーミー氏は、アル・ヤウムTVのインタビューに応じ、トーマス・バッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使に対してスワイダー県での殺戮に介入するよう要請したことを明らかにした。

シャーミー氏は、スワイダー県での事件について、アフマド・シャルア移行期政権が治安手段と武力に依存し、諸社会集団の権利を無視するという「誤った政策」の延長であり、それが政府と国民との間に亀裂を生んでいる」と非難した。

また、シャルア移行期政権とシリア民主軍の対立について、移行期政権が内政よりも外政を重視し、対外的保証に基づき政策を決定していること、同政権がシリア民主軍との交渉を「単に自身の影響力拡大の手段」としか見なしていないことが核心にあると述べた。

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