UN Web TVによると、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表は、安全保障理事会(第9967回会合)で、シリア情勢についての報告を行った。
報告のなかで、ペデルセン特使は、スワイダー県での衝突、イスラエルの爆撃の現況について説明、殺戮、処刑、略奪、破壊など当事者らによる人権侵害、宗派対立の助長、175,000人におよぶ国内避難民(IDPs)の発生などにより、「国家の分裂リスクが高まっている」と警鐘を鳴らした。
また、3月に沿岸部などで発生したアラウィー派らに対する殺戮、略奪などの事件の真相究明を目的とする独立調査国民委員会は記者会見で最終報告書について、内容が公開されていないとして、すみやかな情報開示を求めた。
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