シャルア移行期政権匿名筋は「北・東シリアの構成体の立場統一」会議(コンファレンス)を「極めて危険な事態悪化」と非難、現在行われている交渉過程に影響を及ぼすと述べる(2025年8月8日)

アナトリア通信は、アフマド・シャルア移行期政権の匿名筋の話として、「北・東シリアの構成体の立場統一」会議(コンファレンス)と称されるものについて、クルディスタン労働者党(PKK)、人民防衛隊(YPG)、シリア民主軍が交渉に真剣でないことを示すもので、「極めて危険な事態悪化」で、現在行われている交渉過程に影響を及ぼすと述べた。

そのうえで、シャルア暫定大統領とシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官による3月10日合意の実施に向けた真剣な提案がない場合、パリで予定されている次回の交渉を中止することも含め、政府が選択肢を検討していると明らかにした。

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