シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会の調整広報局は、フェイスブックを通じて声明を出し、アフマド・シャルア移行期政権が実施に向けた準備をしている人民議会選挙について、無効だとしたうえで、断固として完全拒否すると表明した。
声明において、調整広報局は、選挙が人民を代表せず、その意志を反映するものではなく、「シャルアとシャーム解放機構の議会」と非難した。
また、シャルア暫定大統領が議会の3分の1の議員を直接任命する権限を持つことについても、「選挙という言葉は見え透いた嘘で、全面的な任命プロセスを覆い隠すための偽装に過ぎない」と断じた。
そのゆえで、「この政治的茶番」に対し、選挙を全面的にボイコットし、いかなる形でも参加しないよう国民に呼びかけた。
(C)青山弘之 All rights reserved.
