米国財務省の外国資産管理局(OFAC)は、声明を出し、2025年6月30日付の大統領令第14312号に従い、シリア制裁規則を連邦規則集(CFR)から削除するための改正を行ったと発表した。
この規制改正は現在、連邦官報において一般公開されており、2025年8月26日に連邦官報に正式に掲載され次第、発効するという。
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外務在外居住者省は、フェイスブックを通じて声明を出し、米財務省がシリアに対して課されていた制裁リストを連邦法規集(CFR)から正式に削除する決定を下したことに歓迎の意を示した。
外務在外居住者省は、この措置について「正しい方向への前向きな一歩」としたうえで、シリア国民の人道的・経済的状況に直接的な好影響を及ぼし、貿易・金融取引の円滑化や米国からシリアへの輸出規制緩和につながると強調、国民の苦難を和らげ、両国間の経済・貿易協力の新たな展望を開くことになると表明した。
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