ダルアー県では、SANA(5月4日付)によると、3日に北・東シリア自治局支配下のラッカ県アイン・イーサー市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会がアラブ部族・名士によるシリア部族大会を開催したのに対抗して、東ガーリヤ町で、シリア部族会合が開催され、ダルアー県の部族長や名士のほか、シリア各地、レバノン、ヨルダン、パレスチナの部族長らが参加した。
参加者は「対話を通じて愛国的な選択を行い、智に基づく言葉を優先させること」を支持、
「シリア人の利益、復興、…そしてシリア軍のみによる武力保有に向けて行動」すると表明した。
また「祖国防衛のためにシリア・アラブ軍が捧げた大いなる犠牲」に経緯を評し、「存在と尊厳を守るための戦いを貫徹するため、アサド大統領および軍を後座さえする」と強調した。
AFP, May 4, 2019、ANHA, May 4, 2019、AP, May 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 4, 2019、al-Hayat, May 5, 2019、Reuters, May 4, 2019、SANA, May 4, 2019、UPI, May 4, 2019などをもとに作成。
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