イランのザリーフ外務大臣はトルコ・シリア政府を仲介する意志を表明、アダナ合意に沿ったシリア軍の国境地帯への展開を主唱(2019年10月6日)

イランのモハンマド・ジャワード・ザリーフ外務大臣は、シューラー議会(国会)で、北・東シリア自治局支配下のシリア北東部に侵攻しようとするトルコの安全保障上の懸念に理解を示しつつ、シリア軍が国境地帯に展開する必要があると述べた。

ザリーフ外務大臣は「我が国はトルコの安全保障を維持するための唯一の方法がいわゆる「中央軍」の国境地帯への駐留にあると見ている」と述べた。

「中央軍」とはシリア軍のこと。

ザリーフ外務大臣はまた、アダナ合意に従ってシリア軍が北・東シリア自治局の支配地域に展開する必要があることをトルコ側に伝えたうえで、トルコの安全保障を唯一保障するのが、シリアの国土統一であると強調したことを明らかにした。

そのうえで、ザリーフ外務大臣は、イランがトルコ政府とシリア政府を仲介し、国際法に従って、チグリス・ユーフラテス川の水利など、両国間の問題を解決する用意があると述べた。

AFP, October 6, 2019、ANHA, October 6, 2019、AP, October 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 6, 2019、Reuters, October 6, 2019、SANA, October 6, 2019、SOHR, October 6, 2019、UPI, October 6, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: 諸外国の動き パーマリンク