トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍はアレッポ県北部のシリア政府支配地を砲撃、シリア軍と交戦(2020年2月6日)

アレッポ県では、ANHA(2月6日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府の支配下にあるヌッブル市、ザフラー町を砲撃した。

トルコ軍と国民軍はまた、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のダイル・ジャマール村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦、マルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャフバー・ダム、タッル・マディーク村を砲撃した。

これに関して、シリア人権監視団は、シリア軍と国民軍がバザーア村一帯で激しく交戦したと発表した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、2月4日にシャッラー村近郊のマリーミーン村で反体制武装集団の拠点を攻撃、また5日にはマーリア市で武装集団を攻撃し、戦闘員2人を殺害した。

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ハサカ県では、SANA(2月6日付)によると、タッル・タムル町の「20/66/KF」変電所がトルコ軍が砲撃によって利用不能となった。

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ラッカ県では、ANHA(2月6日付)によると、トルコの「平和の泉」作戦に伴う国内避難民(IDPs)を収容しているアイン・イーサー市のキャンプで爆発が発生し、住民2人が負傷した。

またタッル・アブヤド市近郊のカズアリー村に対して、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が砲撃を行った。

AFP, February 6, 2020、ANHA, February 6, 2020、AP, February 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2020、Reuters, February 6, 2020、SANA, February 6, 2020、SOHR, February 6, 2020、UPI, February 6, 2020などをもとに作成。

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