シリア国内の暴力(2014年7月9日)

ロイター通信(7月9日付)は、英ORB(Opinion Research Business)がシリア人成人1,014人を対象に行った対面式世論調査(http://www.opinion.co.uk/article.php?s=three-in-five-syrians-support-international-military-involvement)で、4人に1人がアサド政権がシリアの国益をもっとも代表していると回答したと報じた。

ORBのジョニー・ヒールド代表はこの結果に関して「シリア世論は…過激派が自分たちの見解を代表しているとは考えてない」と述べた。

ORBによる世論調査はシリアの14県中、ダイル・ザウル県とクナイトラ県を除く12県のシリア政府、反体制勢力双方の支配地域において行われ、ダーイシュ(イスラーム国)が優勢なラッカ県でも実施されたという。

また調査は、2014年5月にシリア人のインタビュアーによって行われたという。

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ハマー県では、シリア人権監視団やSANA(7月9日付)によると、「住民の大多数がスンナ派からなる」ハッターブ町を反体制「武装テロ集団」が襲撃し、女性7人と子供1人を含む住民14人を「体制を支持している」として殺害した。

またSANA(7月9日付)によると、ウカイリバート町郊外で反体制武装集団が車に仕掛けた爆弾が誤爆し、多数の戦闘員が支障した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャッアール地区を軍ヘリコプターが「樽爆弾」などで空爆し、4人が死亡、これに対して反体制武装集団はシリア政府が支配する同市各所を砲撃、3人が死亡した。

また、アアザーズ市郊外のスーラーン・アアザーズ市で、シャームの民のヌスラ戦線と、北の拳大隊、ウマル・ファールーク大隊などからなる反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月9日付)によると、ダーラト・イッザ市、ラトヤーン村、ズィルバ村、シャイフ・アフマド村、クワイリス村、マンスーラ村、アターリブ市、バヤーヌーン町、ダイル・ジャマール村、ジュダイダ村、バーブ市、アナダーン市、タッル・リフアト市、フライターン市、マーリア市、アアザーズ市、ウワイジャ地区、タッル・シャイール村、マリーミーン村、ハーディル村、アレッポ市カースティールー地区、バニー・ザイド地区、サーフール地区、ハナーヌー地区、シャイフ・サイード地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月9日付)によると、ミスラーバー市、アッブ農場、アシュアリー農場、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ジスリーン町、ムライハ市北部郊外、ダーライヤー市、ザバダーニー市西部、ラアス・マアッラ町郊外の無人地帯、アッサール・ワルド村郊外の無人地帯、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、タイバ村、アイン・バイダー農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月9日付)によると、ハッジャ村南部、ズバイダ村、クードナ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月9日付)によると、ウンク・ハワー村、ラッフーム村、東サラーム村、スルターニーヤ村、ウンム・シャルシューフ村、ハヌーラ村、ラスタン市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、バーバー・アムル特殊部隊大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月9日付)によると、ハーミディーヤ航空基地周辺、タイバ村、カフルシャラーヤー村、マジュダリヤー村、タッル・ディーニート村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月9日付)によると、ダルアー市・ヤードゥーダ村街道、アトマーン村周辺、インヒル市、ムザイリーブ町、ジュッバー村、ヤードゥーダ村・ヒルバト・ガザーラ町街道、ヤードゥーダ村・マクバラ村街道、ダルアー市カラク地区、スワイダーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月9日付)によると、フジャイジャト・サクル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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SANA(7月9日付)によると、イドリブ県で、大統領当選を記念してアサド大統領が発令した恩赦(2014年政令第22号)を受けて、反体制武装集団元メンバー50人が免罪となり、釈放された。

またヒムス県では、ガントゥー市、ラスタン市、タルビーサ市、ティール・マアッラー村、ジャンダル村、フルクルス町、ハスヤー町、クサイル市の反体制武装集団元メンバー55人が当局に投降したのち、免罪となり釈放された。

AFP, July 9, 2014、AP, July 9, 2014、ARA News, July 9, 2014、Champress, July 9, 2014、al-Hayat, July 10, 2014、July 11, 2014、Kull-na Shuraka’, July 9, 2014、al-Mada Press, July 9, 2014、Naharnet, July 9, 2014、NNA, July 9, 2014、Reuters, July 9, 2014、SANA, July 9, 2014、UPI, July 9, 2014などをもとに作成。

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