レバノンの動き(2014年7月25日)

ナハールネット(7月25日付)は、レバノン軍が声明を出し、ベカーア県ラーシャイヤー郡バイト・ラフヤー村郊外からイスラエル領に向けてロケット弾が深夜に発射されたが、イスラエル領には届かず、ラーシャイヤー・フハール村に着弾したと発表した、と報じた。

レバノンの声(7月25日付)によると、このロケット弾発射を受け、イスラエル軍戦闘機が領空侵犯し、同地一帯を空爆した、という。

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LBCI(7月25日付)によると、対レバノン国境の無人地帯(ダマスカス郊外カラムーン地方)で反体制武装集団の掃討を続けるシリア軍戦闘機が、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外のワーディー・ザムラーニー、アジュラム、ラフワを空爆した。

一方、OTV(7月25日付)によると、ヒズブッラー戦闘員が対シリア国境に位置するアルサール村郊外の高地を制圧した。

このほか、NNA(7月25日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村東部の軍検問所が武装集団の発砲を受けた。

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ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)のサイイド・シュハダー複合施設で開催されたエルサレムの日の記念式典に姿を現し演説、パレスチナのガザ地区との連帯を訴える一方、イランとシリアがパレスチナのレジスタンスを長年にわたり支援してきたと賞賛、他のアラブ・イスラーム諸国に対してもガザ封鎖解除などを通じて支援を行うよう呼びかけた。

Naharnet, July 25, 2014

Naharnet, July 25, 2014

Naharnet, July 25, 2014

Naharnet, July 25, 2014

AFP, July 25, 2014、AP, July 25, 2014、ARA News, July 25, 2014、Champress, July 25, 2014、al-Hayat, July 26, 2014、Kull-na Shuraka’, July 25, 2014、LBCI, July 25, 2014、al-Mada Press, July 25, 2014、Naharnet, July 25, 2014、NNA, July 25, 2014、OTV, July 26, 2016、Reuters, July 25, 2014、SANA, July 25, 2014、UPI, July 25, 2014、Voice of Lebanon, July 25, 2014などをもとに作成。

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