SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、英国家安全保障顧問のジョナサン・パウエル氏と会談、二国間関係を強化する方策や、現在の地域・国際情勢について協議した。
会談には、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣、フサイン・サラーマ総合情報機関長官が同席した。
シャルア暫定大統領は、会談で、地域の安全と安定を支える誠実なあらゆるイニシアチブに対して、シリアは開かれていると強調した。
ただし、それらのイニシアチブはシリアの主権と独立した国家意思を尊重するものでなければならないと付言した。

**
英国政府は、声明を出し、シリア南部で発生した最近の暴力によって被災した人々への緊急支援として、人道支援パッケージを提供すると発表した。
この支援には、避難民を含む被災者に対して緊急医療サービスを提供する移動医療チームの派遣、医薬品や外傷治療用機器の医療施設への供給、妊婦や新生児のための支援、さらに食料・清潔な水・衛生および公衆衛生用品の提供が含まれる。
総額170万ポンドにおよぶこの支援は、英国が国連人口基金(UNFPA)、インターナショナル・メディカル・コープス(IMC)、およびシリア国内の現地組織と連携し、「シリア援助基金(AFS)」を通じて実施される。
**
外務在外居住者省は、フェイスブックを通じて、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が、ステファニー・マコルム駐レバノン・カナダ大使と会談、両国間の二国間関係と、共通の関心事項に関する連携の強化について協議が行われた。
(C)青山弘之 All rights reserved.
