イドリブ県では、スプートニク・ニュース(10月19日付)が複数の地元筋、メディア筋の話として伝えたところによると、トルコ国境から15キロの距離に位置するタルマーニーン村で大量の化学肥料、爆発物、そして塩素ガスが充填された「樽」が貯蔵された倉庫で大きな爆発が発生した。
爆発が発生したのは、トルコ人、英国人、チェチェン人といった外国人専門家の監督のもとに化学兵器製造の実験が行われていた工場内の施設だという。
この爆発で、少なくとも外国人専門家9人とホワイト・ヘルメットのメンバー2人が、爆発と化学物質の被害を受けて死亡したという。
爆発の原因は不明だが、実験中の人為的過誤によるものと思われる。
AFP, October 19, 2018、ANHA, October 19, 2018、AP, October 19, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2018、al-Hayat, October 20, 2018、Reuters, October 19, 2018、SANA, October 19, 2018、Sputnik News, October 19, 2018、UPI, October 19, 2018などをもとに作成。
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