アサド大統領はダーイシュによって拉致されていたスワイダー県住民と面談(2018年11月13日)

アサド大統領は、ダーイシュ(イスラーム国)によって7月に拉致され、3ヶ月にわたって人質として拘束された末、8日にシリア軍によって解放されたスワイダー県東部出身の住民を首都ダマスカスに迎え、彼らと懇談した。

SANA(11月13日付)によると、アサド大統領は、解放された女性、子供とその家族に祝意を述べ、「拉致されていたみなさん、そしてその御家族の忍耐と力…、そして彼らを解放するために一部犠牲となった軍の英雄たちの決意、これらは愛国心、そして愛国的行為の教訓となる…。愛国心とは言葉だけでなく、行動を通じて表明される。最高の愛国心とは祖国防衛だ。この義務を果たさなかった者は、シリアに対する「テロとの戦い」の被害の責任を負うことになる。この戦いにおける痛ましい一幕が、ダーイシュ(イスラーム国)によるスワイダー県東部農村への攻撃だった」と述べた。

これに対して、拉致されていた住民とその家族は大統領に祝意を述べた。

SANA, November 13, 2018

AFP, November 13, 2018、ANHA, November 13, 2018、AP, November 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2018、al-Hayat, November 13, 2018、Reuters, November 13, 2018、SANA, November 13, 2018、UPI, November 13, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.