ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使は、ロシアの複数のメディアに対して、「シリア国民が、自分たちの指導者、そして自分たちの政府を決めるのである。我々はどの国の体制転換もめざしていない。だが、何よりもまず、シリア国民に対するシリア政府の振る舞いを、そして次に周辺諸国への振る舞い、さらには国際社会への振る舞いを正すことに関心がある」と述べた、と伝えた。
また、シリアにおけるイランのプレゼンスに関しては「シリアからのイランの部隊の撤退と対イラン制裁の緩和を取引するという考えが(ロシアから)提案されたとしても、我々はどのような状況であってもそれを受け入れはしない。なぜならそれは別問題だからだ」と述べた。
スプートニク・ニュース(11月23日付)、RT(11月23日付)などが伝えた。
ジェフリー特使は一方、RIAノーヴォスチ通信(11月23日付)のインタビューに応じ、そのなかで2月のダイル・ザウル県南東部でのロシア人傭兵部隊に対する米軍の爆撃に関して、「特定の軍事行動についてコメントはしない。米軍はダーイシュ(イスラーム国)と戦う地元勢力を支援するため合法的にシリアに駐留している…。似たような事件はシリアのさまざまな地域で何度も発生している。米軍は危険を感じたら自衛のための権利を行使している」と述べた。
AFP, November 23, 2018、ANHA, November 23, 2018、AP, November 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2018、al-Hayat, November 24, 2018、Reuters, November 23, 2018、RIA Novosti, November 23, 2018、RT, November 23, 2018、SANA, November 23, 2018、Sputnik News, November 23, 2018、UPI, November 23, 2018などをもとに作成。
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