シリア政府とシャーム解放機構(アル=カーイダ)が拘留者3人の解放とシリア軍兵士の集団墓地を示した地図を交換することで合意、ホワイト・ヘルメットが拘留者の身柄を引き取る(2019年3月26日)

シリア政府は、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構との交渉の末、5年前から拘束している男性2人と女性1人を解放する見返りとして、イドリブ県東部の集団墓地の所在を示した地図を受け取ることで合意した。

これを受け、アレッポ県南部のアイス村の通行所で、シリア赤新月社がホワイト・ヘルメットのメンバーが3人の身柄を引き渡した。

なお、シャーム解放機構が提供した地図には、イドリブ県東部での戦闘で死亡したシリア軍兵士が埋葬されている墓地の一が示されているという。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月26日付)が伝えた。

AFP, March 26, 2019、ANHA, March 26, 2019、AP, March 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2019、al-Hayat, March 27, 2019、Reuters, March 26, 2019、SANA, March 26, 2019、UPI, March 26, 2019などをもとに作成。

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