トルコ軍はユーフラテス川東岸地域でのYPGとの戦闘を想定し、国民軍に市街戦の教練を行う一方、国民軍は化学兵器戦の専門家が配属されたと発表(2019年4月11日)

アナトリア通信(4月11日付)は、トルコ占領下のアレッポ県北部で活動を続ける国民軍所属部隊が、空挺作戦に続いて、市街戦の訓練をトルコ軍から受けていると伝えた。

トルコ軍から市街戦の訓練を受けているのは、東部自由人連合で、戦闘員250人がユーフラテス川東岸地域での人民防衛隊(YPG)との戦闘を想定した訓練を受けているという。

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一方、国民軍は声明を出し、第2師団(ハムザ師団)が、化学兵器戦、航空・防空部門、砲撃部門、歩兵戦、工兵部門などを専門とする18人士官が新たに配属されたと発表した。

AFP, April 11, 2019、Anadolu Ajansı, April 11, 2019、ANHA, April 11, 2019、AP, April 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2019、al-Hayat, April 11, 2019、Reuters, April 11, 2019、SANA, April 11, 2019、UPI, April 11, 2019などをもとに作成。

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