ヒムス県スフナ市近郊の砂漠地帯でダーイシュがシリア軍を襲撃、兵士12人を殺害(2020年7月3日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、スフナ市郊外の砂漠地帯に展開するシリア軍、親政権民兵を襲撃し、シリア軍兵士は12人が死亡した。

ダーイシュ戦闘員もシリア軍の応戦で9人が死亡した。

AFP, July 3, 2020、ANHA, July 3, 2020、AP, July 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2020、Reuters, July 3, 2020、SANA, July 3, 2020、SOHR, July 3, 2020、UPI, July 3, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県、アレッポ県で、国民軍に有罪判決を受けた東部殉教者連合のアブー・ハウラ・ムーハサン司令官の釈放を求めるデモ(2020年7月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握る県北部のカフルルースィーン村にある国内避難民(IDPs)キャンプやアティマ村で、6月30日にトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域および「オリーブの枝」地域で活動する東部殉教者連合のアブー・ハウラ・ムーハサン司令官が、国民軍の命令に従わず、その枠外で新たな武装グループを結成しようとしたとして、国民軍の法廷で禁固5年の有罪判決を下されたことに抗議し、ムフスィン司令官の釈放を求める抗議デモが発生した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアフリーン市でも、同様のデモが発生した。

AFP, July 3, 2020、ANHA, July 3, 2020、AP, July 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2020、Reuters, July 3, 2020、SANA, July 3, 2020、SOHR, July 3, 2020、UPI, July 3, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局支配下のダイル・ザウル県、米軍部隊が走行中に道路に仕掛けられていた爆弾が爆発(2020年7月3日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月3日付)によると、北・東シリア自治局支配下のスブハ村で、米軍部隊が走行中に道路に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, July 3, 2020、ANHA, July 3, 2020、AP, July 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2020、Reuters, July 3, 2020、SANA, July 3, 2020、SOHR, July 3, 2020、UPI, July 3, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市で国民軍所属組織どうしが激しく交戦、戦闘員4人と女児1人が死亡(2020年7月3日)

ハサカ県では、ANHA(7月3日付)、シリア人権監視団、SANA(7月3日付)によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市のマハッタ地区で、国民軍に所属する武装集団どうしが重火器を使って激しく交戦した。

交戦したのは、ハムザート師団とスルターン・ムラード師団。

シリア人権監視団によると、交戦は、マハッタ地区(アルーク石油ステーション一帯)への生活用の送電が停止したことに端を発しており、またSANAによると、略奪品の分配をめぐる口論がきっかけだったという。

衝突発生を受け、内務治安部隊(いわゆる自由警察)とトルコ軍が介入し、戦闘は一時収束した。

だが、ハムザート師団とスルターン・ムラード師団は再び交戦、最終的には国民軍に所属する東部自由人連合がラアス・アイン市に至る街道を封鎖、ハムザート師団とスルターン・ムラード師団の兵力を引き離すことで、事態は収束した。

ANHAによると、戦闘はラアス・アイン市郊外にも拡大し、双方合わせて数十人の死傷、シリア人権監視団によると、戦闘員4人が死亡した。

また、戦闘で住宅などにも被害が及び、ANHAやSANAによると、女児1人が巻き添えとなって死亡、女性1人が負傷した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアフリーン市のアシュラフィーヤ地区にある学校前で爆弾が爆発し、1人が死亡、複数人が負傷した。

AFP, July 3, 2020、ANHA, July 3, 2020、AP, July 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2020、Reuters, July 3, 2020、SANA, July 3, 2020、SOHR, July 3, 2020、UPI, July 3, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

保健省は政府支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、10人が完治したと発表(2020年7月3日)

保健省は政府支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、10人が完治したと発表した。

これにより、7月3日現在の同地での感染者数は計328人、うち死亡したのは9人、回復したのは123人となった。

SANA(7月3日付)が伝えた。


AFP, July 3, 2020、ANHA, July 3, 2020、AP, July 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2020、Reuters, July 3, 2020、SANA, July 3, 2020、SOHR, July 3, 2020、UPI, July 3, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県でシリア軍の砲撃にトルコ軍が応戦(2020年7月3日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから120日目を迎えた。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ファッティーラ村、スフーフン村などを砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これを受け、トルコ軍が反撃、シリア政府の支配下にあるカフルナブル市各所を砲撃し、シリア軍が人的・物的被害を受けた。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のカーヒラ村一帯を砲撃、住民1人が巻き添えとなって死亡した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がタルビーサ市にあるシリア軍の検問所を襲撃、兵士1人が死亡、4人が負傷した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県0件、ラタキア県2件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, July 3, 2020、ANHA, July 3, 2020、AP, July 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 3, 2020、Reuters, July 3, 2020、SANA, July 3, 2020、SOHR, July 3, 2020、UPI, July 3, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民23人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は581,374人に(2020年7月3日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月3日付)を公開し、7月2日に難民23人(うち女性7人、子供12人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民23人(うち女性7人、子供12人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は581,374人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者186,126人(うち女性55,977人、子ども94,652人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,784,967人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,654人(うち女性243,253人、子供413,243人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 3, 2020をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.